4-3-3

4-3-34-3-3は、後ろから順にDF4人、MF3人、FW3人を置いたフォーメーションである。

4人のDFのうち、両サイドの2人はオーバーラップして攻撃参加することもあるが、4-3-3が登場した初期の段階では、ほとんど行われず、守備が第一であった。両サイドバックが積極的に攻撃参加するようになるのは70年代以降で、現在のように守備力よりも攻撃力のほうが重視されるようになるのは90年代後半以降である。

なお、70年代からはセンターバックの1人をスイーパーまたはリベロにする場合が多い。MFの3人の役割はチームによって様々であるが、基本的に攻撃的な選手と守備的な選手を組み合わせて使う場合がほとんどである。攻撃的な選手の1人が司令塔となる場合が多く、トップ下を務める場合もある。3人のFWは両サイドはウイング・フォワードで真ん中がセンターフォワードである。昔の4-3-3のウイングは攻撃専門で守備は行わなかったが、現在の4-3-3の場合はウイングは守備も行い、ウイングというよりサイドのMFに近い。センターフォワードには長身でヘディングの強い選手が多いが、これは典型的なウイング攻撃を行いやすくするためである。

4-3-3が広く世界に広まった理由はいくつか考えられるが、最大の理由はイングランド代表が使ったことであろう。66年ワールドカップでイングランド代表は4-3-3を用いて優勝を飾った。そのことで4-3-3が世界中に広まることになるが、これは旧植民地の関係でイギリスの影響を強く受ける国が多かったことや、サッカーの母国として一目置かれる存在でその戦術を模倣する国が多かったことが要因である。

4-2-4よりも世界的に普及した4-3-3はバランスがとれたフォーメーションということもあって、60年代から80年代前半に全盛期を誇った。しかし、80年代に中盤を重視するようになったことで4-3-3は少なくなり、ウイングと共に時代から消えていった。近年、再び4-3-3が復活しかけているが、その場合の 4-3-3のウイングは従来のウイングとは役割が変化しており、昔の4-3-3と全く同じというわけではない。

フィールドに選手が均等に配置されているので、フラット型の4-4-2に近い特性を持ち、ゾーンディフェンスやプレッシングが行いやすい。

プレイヤー1人1人の役割がわかりやすく、指導しやすいため、少年サッカーや急造のチームではこのフォーメーションが採用されることも多い。但し、ポジションが均等に配置されているため固定的になりやすいので、変化をつけられる選手或いは戦術がないと単調な攻撃しか出来ずに相手が慣れてしまいやすい。

また、DF4人、守備的MF2人、攻撃的MF1人、FW3人の4-3-3(4-2-1-3)のシステムもある。


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